「医療的ケア児者とともに

歩む」研修会を開催いたしました

レポート

医療的ケア児者とその家族は、災害時の停電等によって生命に関わる危険に直面する可能性があるほか、地域社会から孤立することも懸念されます。こうした課題に対応するためには、医療・福祉等の専門職による支援に加え、地域の実情を把握している防災リーダーとの連携が重要となります。
研修会では、宮城県医療的ケア児等相談支援センター「ちるふぁ」の遠山裕湖氏による講義を通じて、医療的ケア児者を取り巻く状況や災害時の課題について学びました。続いて交流活動では、参加者がグループに分かれ、地図を用いて、医療的ケア児者にとって危険が生じる可能性のある場所や、地域で想定される災害リスクについて検討しました。また、日頃から地域で取り組める支援について意見を交換し、検討内容を共有しました。
本研修は上廣部門プロジェクト「医療的ケア児者等との生活機能保障を軸とした地域防災モデルの構築-「地域防災力の担い手」による判断枠組みの再検討と多職種連携を通して-」(研究代表者:佐藤健)の一環として行い、講義や交流活動の前後に自由記述による振り返りを設け、参加者の理解や認識の変化を把握することも試みました。
これからも、関係機関との連携を通じて、医療的ケア児者と専門職、地域防災リーダーをつなぐ取り組みを進め、誰も取り残さない地域防災体制の構築に貢献していきます。

 

遠山氏による講義

遠山氏による講義

交流活動で検討した内容の共有

交流活動で検討した内容の共有